図3 ‘第2次取りまとめ’が予測する被曝線量(レファレンスケースの場合)
図3 ‘第2次取りまとめ’が予測する被曝線量(レファレンスケースの場合)
被曝線量はガラス固化体に含まれる全放射性核種の寄与を足し合わせたものである.総和におもに寄与する核種も示した.被曝線量の最大値がセシウム135で決まっているのは,セシウムが水によく溶けて緩衝材や地質に収着されにくい元素で,そのうちセシウム135がガラス固化体に含まれる量が多く半減期も230万年と長いことによる.1000万年後付近のトリウム229のピークは,体内被曝の影響が大きいことや,その親核種であるネプツニウム237がガラス固化体に多く含まれ半減期が長い(214万年)ことなどによる.